陸上競技は、速さ、高さ、長さの記録を競う競技です。いつ、どこで、だれが競技をしても同じ条件でなくてはなりません。そのため、公認競技場制度が確立され、統一した基準に基づいた競技場の建設が求められています。陸上競技場では、施設の寸法を厳守することはもちろん、競技をする人、見る人、施設を維持管理する人の立場など、トータルな観点から配慮された計画、建設が必要となります。
それらすべてが満たされてこそ、記録が伸びる環境のよい陸上競技場としての評価が得られるのです。
- 各種目競技がスムーズにプレーできることを前提に、第1種〜第4種の公認規定に応じた様々なスタイルがあります。
- 方位や風向きが常にベストコンディションであるように配置します。
- プレーヤーへの衝撃を軽減する平坦で弾力性に富んだ路面が最適です。
- 走路の許容傾斜度は幅で100分の1、走る方向で1000分の1以下とします。
- 高燥な土地であり、周囲の環境が良いことも必要です。